プロから能力を認められたドラフト1位指名選手。12人の逸材たちのポテンシャルはいかなるものか。ドラフト当日の表情とともにリポートする。 取材・文=上原伸一 写真=矢野寿明 
神宮デビューは3年春という苦労人。試行錯誤の大学時代だったが、2球団から1位指名を受けるほどの成長を遂げた
故障を乗り越えて大学代表でエース格
楽天がドラフト2日前に1位指名を公表。
荘司康誠はそのときの心境を「高い評価をしてもらってうれしかったですし、(指名されることが決まって)ホッとしました」と明かす。ところがドラフト当日、思いもかけぬことが待っていた。
ロッテも1巡目で荘司を入札したのだ。抽選の結果、楽天が交渉権を獲得したが、1位指名が重複した投手は荘司だけ。これは今年のアマチュアNO.1投手が誰であるか、知らしめることになった。
会見に同席した立大の溝口智成監督は「1位指名されるだけでも光栄なのに、まさか2球団から1位指名を受けるとは」と驚いた口ぶりで語ったが、その裏には短い期間での急成長があった。指定校推薦で入学した当時は荘司いわく「どこにでもいるような投手でした」。ストレートの最速も130キロ台後半だったという。試練もあった。1年生の終わりころから2年秋までの半年余りは肩の故障で苦しんだ。「投げられない日々が続き、裏方に回ることも考えました」。それでもプロ選手からの信頼も厚い北川雄介トレーナーとの出会いと、フィジカル面を見直すことで治癒した。
「ケガをしていた間は常に・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン