イルミネーションの光に劣らぬナインの輝き。11月3日、『大阪・光の饗宴2022開宴式』でV戦士たちの笑顔がはじけた。東京の地で成し遂げた日本一を大阪市のメーンストリート・御堂筋で、ファンに悲願成就を報告。ともに喜びを分かち合った。 写真=毛受亮介 
イルミネーションが輝く中、中嶋聡監督[右]、選手会長・吉田正尚[左]が先頭車両に乗って、ファンの声援に応える
イルミネーションの光にも勝る笑顔が輝く。26年ぶりの日本一を勝ち取ったナンが、大阪のメーンストリート・御堂筋でファンと喜びを分かち合った。

11月3日に行った御堂筋パレード。主砲・吉田正尚[右]、エース・山本由伸らナインがファンの声援に応えた
11月3日の『大阪・光の饗宴2022開宴式』の一部として行われた日本一パレードは、17時30分過ぎから始まる球界初の“夜のパレード”に。昨年もリーグ優勝を果たしたものの、コロナ禍とあって、京セラドーム内に設置したビジョンに御堂筋を映し出した『バーチャルパレード』だったが、今年は日本一を手にしての『リアルパレード』だ。
26年前の1996年は本拠地・神戸でのパレードで、
オリックスとして初の大阪でのパレードに駆けつけたファンは30万人。先頭車両で手を振った中嶋聡監督も「めっちゃ、人がいたね。びっくりしちゃった」と驚きつつ「盛大なパレードを本当にうれしく思う」と日本一から4日経ち、あらためて歓喜の余韻にひたった。

長くチームを支え続けたT-岡田[写真左]、安達了一[右]の両ベテラン
約700メートルをゆっくり30分ほどかけて進んで喜びを分かち合った夜。エース・山本由伸が「こんなに最高の思いはなかなかできない。また来年も、みんなでできたら」と話すように、ナインが喜びをかみしめる。歓喜の絶景、皆で喜びを共有する至福のひと時は、来季への活力になっていく。

バスに乗ったナインも笑顔で駆けつけた沿道のファンに手を振った