日本一をつかんだ10月30日の夜、レフトスタンドのファンとともに『万歳三唱』を行い、たどり着いた“叶うべき夢の先”――。ただし当然、チームは歩みを止めることはない。リーグ3連覇、そして2年連続日本一へ。次代の担い手たちの胎動も感じ取れる頂上決戦から、すでに次なる戦いは始まっている。 写真=矢野寿明 
神宮の夜に響きわたった歓喜の万歳三唱。ここから、次なる戦いに進んでいく
実感なき“強さ”
両手を天高く上げること3度――。日本一達成後の『万歳三唱』にナインも、敵地・神宮にかけつけたファンも万感の思い。だが、決して終わりではない。ここから新たな戦いが始まっていく。
思い返せば1年前。2勝4敗で敗れた日本シリーズ開幕前日、
中嶋聡監督はこう言っていた。
「ほとんど(日本シリーズ)経験したことがないですから。緊張するなと言っても無理。だったら、もうガチガチになればいいんじゃないですか。そこから、どうやって自分のプレーができるのか。サポートはするけど、答えは自分で見つけていかないと」
あれから1年。リーグ連覇を遂げて挑んだ今年の日本シリーズは・・・
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