今月25日で65歳。12球団最年長指揮官が15年ぶりに古巣で指揮を執る。当然選手たちとの年齢差、ギャップが心配された。しかし、実際には監督自ら、語りかけヒザを突き合わせることで、プロの世界に年齢差がないことを示している。 文=杉原史恭(デイリースポーツ) 写真=梅原沙織、BBM 
11月21日まで行われる秋季キャンプ。岡田新監督となったがピリピリムードはなく若手選手も真剣さの中に明るさが垣間見える
若い選手には興味を持つ練習法で気持ちを上げる
安芸キャンプを折り返し、新しい“岡田監督像”が見えてきた。前回の監督時は選手に直接指導する場面が少なかったというが、今回は気付いたことがあれば、ピンポイントで助言を送る。15年ぶりの縦縞復帰は“静より動”のイメージが強い。指揮官はその意図をこう明かす。 「やっぱり(選手の)意識を変えないといけないっていうところやな。実際に見ても、変えたらもっと良くなるな、というのがあるからな。来春キャンプも? いや、もうだいぶん、な。1から10まで言うことじゃないからな。2、3ぐらい気付いたことは言うと思うよ」 秋季キャンプ初日から
小幡竜平、
熊谷敬宥らにノックを受けて実演指導すると、
大山悠輔、
高山俊、
井上広大らには打撃を指導。チームの主軸だけでなく、中堅から若手まで。この秋、
岡田彰布監督の直接指導は珍しい光景ではなくなっている。
「若いヤツらに興味を持たさんとあかんよな。練習にしてもな。新鮮味というかな、すごいことをやる、みたいな興味を持たさんと、1つの練習でもだいぶ気持ちの入り方が違うからな」
その言葉どおり・・・
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