タイトルホルダーではなくとも、確かに輝いていた選手たちは存在する。ここでは2022年シーズンの各記録を元に、目立たないながらも実はスゴい数字を残していた選手5人をピックアップし、週刊ベースボールAWARDとして独自にタイトルを制定してみた。 データ=共同通信デジタル 【空振り奪取王】ソフトバンク・L.モイネロ 打者を“もてあそぶ”攻撃
もっとも打者に空振りさせたのは? 奪空振り率21.9% 思わずバットが出てしまう。今季は途中から守護神に君臨した助っ人左腕が扱う球種は4つ。150キロ超の真っすぐと、地面に突き刺さるような軌道を描くカーブ。スライダー、チェンジアップと、どの球種も一級品であることは、奪空振り率からも証明される。ストレートが19.9%、スライダーが20.4%。一番数値が低いカーブでも16.8%で、チェンジアップにいたっては35.5%と脅威的だ。左腕が「トレーニングの成果」と語るムダのない投球で、文字どおり打者を“翻ろう=思うままにもてあそぶ“。それは、もはや攻撃。球団が「モイネロの攻撃」グッズを発売するのも納得だ。

※800球以上
PROFILE リバン・モイネロ●1995年12月8日生まれ(27歳)。キューバ出身。178cm69kg。左投左打。
【コントロール王】日本ハム・加藤貴之 72年ぶり記録更新の左腕
もっとも制球力が確かだったのは? ストライク率71.5% 「ミスター・コントロール」と言っていいだろう。今季は147回2/3で自身2度目の規定投球回到達となったが・・・
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