最終戦に歴史的V逸を味わった今季も、投手陣はシーズンを通じて与四球を重ねていった。大事な局面で定まらない制球。分かっているのに止まらない……。もどかしい“4つのボール”を減らさなければ、優勝はつかめないのかもしれない!? データ提供=Japan Baseball Data 
試合の流れを変えてしまう可能性も高い与四球。問題が深刻化する前に改善したいところ
状況別に差があり
悔しい結果に終わったシーズンを振り返り、
藤本博史監督はあらためて課題の一つとして「与四球の多さ」を挙げた。今季、チーム投手陣の与四球数は「474」。昨季の「502」からは少なくなったものの、12球団でワーストの数字だった。
シーズン成績は優勝した
オリックスと76勝65敗2分けで並んだが、クライマックスシリーズ・ファイナルステージでの対戦を見ても力の差があったことは確かだ。この「力の差」の一つが、与四球数の差だった。オリックスの与四球数はリーグ最少の「375」。それだけに指揮官も「オリックスより与四球が100個近く多いわけだから。みんな強い球は持っているんだから、そこを同じぐらい(の数)にすればいい勝負ができるんじゃないかと思う」としている。
シーズン最終戦の10月2日の
ロッテ戦(ZOZOマリン)でも、悪夢の逆転劇の裏には四球が絡んでいた。2点リードの6回、二番手でこの回からマウンドに上がった
泉圭輔は一死から
安田尚憲に二塁打を許すと、次打者の
井上晴哉にフルカウントから四球を与えたのだ。そして・・・
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