初の本塁打王を獲得した昨季から、軒並み成績を更新して三冠王に。成長著しい22歳の若き主砲は、この1年で何がどう進化したのか。2021年、22年の成績を比較して見えたものとは。 データ提供=Japan Baseball Data 
本塁打数は前年の39本から56本へと大きく増加。打った瞬間にスタンドインを確信する当たりばかりだった
一撃で仕留める
2022年、18年ぶりに三冠王が誕生した。打率.318、56本塁打、134打点。高卒5年目・史上最年少での達成に
ヤクルトファンのみならず、プロ野球ファン全体が一球一打に注目した。7月31日の
阪神戦(甲子園)から8月2日(対
中日、神宮)にかけてプロ野球史上初の5打席連続本塁打を樹立し、8月26日(対
DeNA、横浜)には史上最年少での通算150本塁打を達成。ほかにもプロ野球新記録となるシーズン12度の1試合複数本塁打に、リーグ最終戦となった10月3日のDeNA戦(神宮)では最終打席に歴代単独2位のシーズン56号本塁打。数々の大打者が打ち立てた記録を次々と塗り替えていった。
■2021&22年打撃成績 
※赤字はリーグトップ
2年目の2019年からレギュラーの座をつかみ、昨季は4年目で初の本塁打王に輝いた。そこから1年で三冠王へと生まれ変わった。打率.278から今季は打率.318と4分成績を上げ、本塁打数も一気に17本増。昨季と今季を比べた成績表を上記に掲載したが、軒並み成績がアップした。さらなる成長を示した22歳のスラッガーはこの1年間で何がどう変わったのか。
スイング時の結果を比較したのが【データ1】だ。シーズンの全スイングの結果を表したもので・・・
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