強打の捕手とあって、果たす役割は多分にある。さらなるレベルアップを期して飛び込んだ地元・大阪の新天地。リーグ3連覇、2年連続日本一と黄金期構築の最初のカギは、この男が握っている。 写真=毛受亮介、BBM ※年齢、在籍年数は2023年のもの。 
あこがれのモリーナ[元カージナルス]も着けた背番号4。『強打の捕手』は地元・大阪で『勝利に導く捕手』となれるか
好材料がそろう攻撃面
リーグ連覇に日本一。歓喜の2022年シーズンとなったものの、決して他を圧倒したわけではない。2位・
ソフトバンクと同率で、直接対決で上回っての優勝。苦しんだ一因はリーグ最少の89本塁打が物語る得点力にある。ましてや打率.335、21本塁打、88打点と22年のチーム打撃三冠・
吉田正尚が、メジャー挑戦を申し出てポスティングシステムの利用を要請。のちにレッドソックスと契約合意したが、主砲の移籍を視野に入れた打線の中軸の補強は至上命題だった。
助っ人では未知数過ぎる。安定した働きを見せた吉田正の穴は、簡単には務まらない。それだけに、
森友哉のFA加入は大きな意味がある。同じパ・リーグの
西武からの移籍で、対戦投手は23年もほぼ同じ。プロ9年間での通算打率は.289、同102本塁打と申し分ない実績と、十分に計算できる戦力だ。
「京セラドームの雰囲気は好きですね。色合いと景色が自分はわりと好き」
入団会見の席で口にした森だが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン