涌井秀章との交換トレードにより、中日から楽天へ移籍した。外野を含めた複数ポジションを守れるユーティリティー性を併せ持つが、もっとも期待されるのが打撃面だろう。新天地でプレーすることになった阿部寿樹に、その意気込みを聞いた。 取材・構成=阿部ちはる 写真=楽天野球団、BBM 
入団会見で初めて楽天のユニフォームに袖を通した阿部。故郷・岩手にもっとも近い球団に移籍した
新たな感覚で東北へ
自己最多となる133試合に出場した2022年のオフ、突然楽天へのトレードが決まった。驚きは自身よりもファンのほうが大きかったのかもしれない。それほどチームへの貢献度は高かった。7年間在籍した中日では激しいポジション争いを経験し、その中で自分の道を切り拓いてきた阿部寿樹。そこで得た強みと経験を新天地でも生かし、自身のポジションを確立していきたいところだ。 ──トレードの話を聞いたときの気持ちを聞かせてください。
阿部 驚きはしましたけど、それもプロ野球なので。プロ野球選手ですから、覚悟はしていたことです。
──ファンの方はまさか、という反応が多かったように思います。
阿部 そうですね。多くの方から連絡をいただきましたし、どちらかと言うと、ファンの方の反応も含め、あんなに大ごとになったことがびっくりでした。
──中日で始まったスタートと楽天で始まるスタート。年齢も経験も違うわけですが、新しいスタートを迎えるにあたり心境は違うものですか。
阿部 どうなんでしょう。でもやっぱり、不安ですね。プロに入ってきたときも不安な部分はありましたが、現在も楽天の選手や首脳陣の方々、球団関係者の方とはほとんど会えていないので、そういった不安が大きいですけど、また一から頑張っていきたいなと思っています。
──結果を残すことはもちろん、環境面の不安を減らしていくことも大事になってきそうですね。
阿部 そうですね。不安です(苦笑)。
──パ・リーグへの移籍となりますが、パ・リーグの印象は?
阿部 交流戦をやっていても、やはりいいピッチャーが多いイメージですね。強いなというイメージがあります。特に一軍で投げているピッチャーはみんなすごいピッチャーなので、何とか食らいついていけるように頑張ります。
──
石井一久監督は阿部選手の入団が決まった際、「運命を感じている」と言っていましたが、岩手県出身の阿部選手にとって、東北のチームでプレーすることをどのように感じているのでしょうか。
阿部 高校卒業と同時に地元を離れていますし、それから15年ほどたっているので、また新しい感覚というか……。だから・・・
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