出場機会に恵まれない選手の救済措置として実施された現役ドラフト。移籍先でチャンスが増えることは間違いなさそうだが、その中でも誰がチームの中で大きな戦力になりそうなのか。シビアな視点で野球解説者の高木豊氏にご意見をいただいた。 ※年齢は2023年の満年齢 3人のサウスポーに期待 T大竹はブレーク候補
12人の顔ぶれを見ると、まず
笠原祥太郎(
DeNA)は一軍はほぼ当確だと思いますし、大きな戦力になるでしょう。
中日では先発で起用されていましたが、DeNAの先発左腕はそろっていますから、おそらく中継ぎに回ると思います。あるいは先発の谷間ですね。ただ、
京田陽太とのトレードで左の中継ぎだった
砂田毅樹がいなくなりましたから、
三浦大輔監督とすれば、砂田の穴を埋めてもらいたいでしょう。心配なのは本拠地の横浜スタジアム。広いバンテリンから狭い横スタになって、窮屈な投球にならなければいいなと。バンテリンにはない風がありますし、慣れ親しんだドーム球場から屋外球場にどう対応できるか。それがクリアできれば、今季28歳という年齢、開幕投手も務めたキャリアを考えてもやってくれるでしょう。
投手で言うなら、
大竹耕太郎(
阪神)がブレークするのではと期待しています。層の厚い
ソフトバンクでは一軍でのチャンスは少なかったようでしたが・・・
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