写真=高原由佳(特派)、榎本郁也、高塩隆、桜井ひとし、Getty Images ※決勝ラウンドの日付は現地時間 1点を追う9回裏、無死一、二塁から中越えへ劇的なサヨナラ打を放った村上を中心に、歓喜の輪が広がった
一気に予感が漂った。4対5で迎えた9回裏、先頭の
大谷翔平がジョバニー・ガジェゴスの初球をたたき、自らヘルメットを飛ばしながら二塁へたどり着くと、侍ベンチに向かって鼓舞するように両腕を振り上げる。
栗山英樹監督が「勝ち負けは別として『野球ってすげえな』と、やっているほうも感動した」という劇的なサヨナラ劇の幕開けだった。
苦しい展開だった。先発の
佐々木朗希はスタートからエンジン全開で160キロ超の直球を連発し、3回まで2安打無失点とメキシコ打線をねじ伏せにかかったが、4回二死から不運な安打が2本続くと、六番ルイス・ウリアスに投じた2球目のフォークが落ちない。痛恨の3ランを喫した佐々木は、打たれた瞬間に・・・
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