日本ハムで四番を担う野村佑希と同じように、若くしてチームの柱として期待される選手がいる。昨季ブレークを果たし、さらなる覚醒の予感がする、3人のヤングヒーローを紹介しよう。 ※年齢は2023年の満年齢 中日・岡林勇希(21歳/外野手/右左) 
2022年成績 142試161安0本32点24盗、率291
史上最年少三冠王・
村上宗隆(
ヤクルト)に、令和の怪物・
佐々木朗希(
ロッテ)。世界一奪還を果たしたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では若き侍が躍動した。そんな2人に続く、次代の侍ジャパン候補“ミライザムライ”たちが2023年シーズンをスタートさせている。
開幕戦初打席でいきなりの三塁打。昨年の活躍がフロックではないことを証明するように、中日のリードオフマン・岡林勇希がダイヤモンドを駆けた。2月に21歳を迎えたばかりの男は昨季、
イチロー(
オリックス)以来となる高卒3年目で最多安打のタイトルを獲得。リーグ2位タイの24盗塁に、ゴールデン・グラブ賞も受賞と攻守走で安定した成績を残した。「まだ1年しかやっていない(結果を出していない)」と語るが、今季も結果を残せば、侍ジャパンのリードオフマンとしてプレーする日も近い。「全試合フルイニング出場」を掲げ、さらなる高みを目指す。
ヤクルト・長岡秀樹(22歳/内野手/右左) 
2022年成績 139試123安9本48点2盗、率241
内野の要であるショートでは、岡林と同じ高卒4年目の長岡秀樹(ヤクルト)に注目。昨季、初の開幕スタメンから一気にショートのポジションをつかむと、広い守備範囲と安定したプレーでその座を守り抜き、ゴールデン・グラブ賞を受賞。侍ジャパン不動のショート・
源田壮亮(
西武)は今年で30歳。次代の侍ショートとして長岡に大きな期待がかかる。「全試合フルイニング出場、打率3割」を目標に掲げる今季、まずはリーグ3連覇に貢献する決意だ。
そしてスラッガー候補として大きな期待が寄せられるのが
山口航輝(ロッテ)だろう。昨季は102試合に出場し16本塁打と、大器の片りんを見せた。オフには
山川穂高(西武)と自主トレを実施。豪快な打撃に磨きをかけた。目標を「シーズン30本塁打」に設定して挑む今季はキャンプから対外試合7本塁打とトレーニングの成果を発揮するも、自打球による足の痛みを抱え、オープン戦終盤に失速。
ソフトバンクとの開幕3連戦(PayPayドーム)でも、11打数2安打7三振と苦しんだ。しかし、3戦目に2安打1打点をマークしており復調の気配。ここから勢いに乗っていきたい。村上、
岡本和真(
巨人)に続くスラッガー候補は、
吉井理人新監督の下、勝利に導くアーチをいくつ架けるか。
ロッテ・山口航輝(23歳/外野手/右右) 
2022年成績 102試76安16本57点1盗、率237
ペナントレースが終了した11月16日からは韓国、台湾、オーストラリアと戦う「第2回アジアプロ野球チャンピオンシップ」が開催される。同大会は将来の国際大会へ向け、若手育成を目的にしたもので、開催は6年ぶり。前回大会では
今永昇太(
DeNA)、
甲斐拓也(ソフトバンク)が出場するなど、今回のWBCメンバー達も経験を積んだ舞台である。年齢、実績を見ても岡林、長岡、山口は選出候補の筆頭。さらなる成長を目指す3選手が今季どこまでの成績を残すか、注目していきたい。