ここからは、MLBで頂点を目指す日本人メジャー4人を紹介する。今季初挑戦から12年目のベテランまで、それぞれ、世界一のためには欠かせない存在だ。 写真=Getty Images ※選手の年齢は2023年満年齢 【MLB編Part1】はこちら 吉田正尚 30歳(レッドソックス/外野手/右左) クラッチの神髄を魅せる

名門レッドソックスの四番として開幕前から信頼されている吉田正尚。シーズンでもクラッチヒッターぶりを見せつける
【2022年度NPB成績︎】
119試138安21本88点4盗、率.335、OPS1.008 レッドソックスの首脳陣、選手たちを納得させるパフォーマンスを見せている。移籍1年目でチームに残り、チームメートからの信頼を勝ち取ることを最優先にすべきだったのかもしれない。しかし侍ジャパンで、その作業を済ませた。
開幕から四番。アレックス・コーラ監督はそう判断した。WBC後のオープン戦でも四番で起用。WBC新記録の13打点を挙げたクラッチヒッターは、昨年ア・リーグ東地区最下位に終わったチームに必要なのだ。
地元メディアではWBCでの活躍で、大きな期待を懸ける報道がされている。それでも吉田は自分のやるべき打撃を、メジャー・リーグでもやっていくのみだ。オープン戦で1本塁打も「見え方も含めて、もうちょっとっていう感じはあります。まったくって感じではない」と順調な調整過程だという。その言葉どおり開幕戦で2安打を記録した。
ア・リーグ東地区は最大のライバルである
ヤンキースが今年も最
大勢力。ここにレッドソックスが優勝争いに絡んでくると、ア・リーグ東地区は大いに盛り上がるシーズンとなる。つまりその期待を「四番・吉田」が担い、打ちまくる。まさに・・・
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