1年前を思い出してほしい。ラーズ・ヌートバーの名前を知っている野球ファンはどれくらいいただろうか? しかも母親を日本人に持つ日系2世だということは、名前を見ただけでは分からないはず。しかし、侍ジャパン入りし、スターへと駆け上がった。さて、ここからは、現役MLBプレーヤーで日本にルーツを持つ選手たちがどれくらいいるのかを紹介する。もし3年後、代表規定に変更があれば、侍ジャパン入りとなる選手がいるかもしれない。 写真=Getty Images ※成績は2022年シーズン 【日系3世】スティーブン・クワン 日系人の安打製造機

スティーブン・クワン 25歳[ガーディアンズ/外野手]
【成績】147試168安6本52点19盗、打率.298、OPS.773 栗山英樹監督が今回のWBCで侍ジャパンへの招集を探った男だ。今回は母親がアメリカ生まれの日系2世ということで、呼ぶことはできなかった。
イチロー氏にあこがれて育ち、2018年オレゴン州立大からドラフト5巡目(全体163番目)でインディアンス(現ガーディアンズ)に入団。昨年の4月にメジャー・デビューし、一番・左翼としてレギュラーをつかんだ。広角に打ち分ける打撃には定評があり「リトル・イチロー」とも呼ばれる。今季も一番打者として打率3割、出塁率も3割中盤の成績を残しており、強豪ガーディアンズの斬り込み隊長として活躍中だ。まだ25歳。3年後は28歳。規定変更があれば十分に代表入りの可能性もある。
【日系3世】クリスチャン・イェリッチ ナ・リーグMVP選手
【成績】154試145安14本57点19盗、打率.252、OPS.738 2018年のナ・リーグMVP選手で、18、19年と2年連続首位打者を獲った好打者。カリフォルニア州出身日系3世で・・・
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