普段、顔を合わせることのない相手に対して、どのように戦っていくべきか。開幕からここまでの戦いを振り返りつつ、交流戦に向けた各球団の戦術を探っていく。 ※成績・情報は5月21日現在 【パ・リーグ編】はこちら 阪神・粘りの猛虎打線を忘れるな!
2022交流戦2位 
出塁率.414に得点圏打率.533と出ても良し、返しても良しの一番打者・近本が粘りの猛虎打線をけん引する
カギは打撃力! 木浪聖也、この男が交流戦でどういう成績を残すかで
阪神の運命も変わってくる。現在「八番」打者に入り打率.312で出塁率が.374と好調を維持している。
下位打線の木浪が塁に出ることで、一、二番の
近本光司、
中野拓夢という巧打者が打点を挙げていく確率が高い。もちろん、近本は出塁率4割超えの、得点圏打率にいたっては.486。中野も出塁率、得点圏打率ともに3割3分前後。下位打線のいい流れが得点源を上げている。
また、今年の猛虎打線の特長としてはリーグ1位の四死球の数だ。もともと早打ち傾向だった一、二番の近本、中野がじっくりとボールを見極め、先発投手の球数を多く投げさせている。近本はリーグ2位の25、中野も5位タイの18を選んでいる。そこに加え四、五番の
大山悠輔、
佐藤輝明もリーグ3位タイの21個と、ボール球に手を出さない粘り強い打線に仕上がった。
投手陣が今年も先発、中継ぎともに人数、質ともによく防御率2.65はリーグ1位。守備力も安定しているため、守備面から崩れることはない。残るは今季出来上がった粘りのある猛虎打線が交流戦でも継続することができれば、昨年以上の成績は残せるはずだ。
DeNA・爆発力はさらに増す
2022交流戦6位 
2021年の交流戦では、打率、本塁打、打点でチーム3冠のオースティン
カギは打撃力! 序盤戦は、安定した先発陣と爆発力を秘めた打線が噛み合い、4月23日に首位へ躍り出ると・・・
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