陣容と原動力が様変わり。パ・リーグ連覇を遂げてもなお、進化を続けるチームの戦い方は昨季までと一変した。打線の軸・吉田正尚がレッドソックスに移籍し、西武からFAで森友哉が加入の大きな変化だけでなく、現有戦力の底上げで起こす化学反応──。キーワードは掲げ続ける『全員で勝つ』だ。進化と変化を遂げ続けた先にあるリーグ3連覇と2年連続日本一へ。交流戦前までの戦いを振り返ろう。 ※成績、年齢は5月27日時点。年数は育成期間も含む 軒並み数字を落としても
2月の春季キャンプから進化や変化に注目が集まった。熱視線を集めたのは山本由伸のフォーム変更だ。左足を上げず投じる新フォームは、さらなる進化を期してのもの。2年連続沢村賞に輝いた右腕は当然、現状維持に満足することなく、さらなる高みを目指して腕を振った。だが、3月のWBCに参戦したこともあり、今季は3勝2敗と貯金はわずか1。とはいえ、直近2年も交流戦から白星を量産しているだけに「いつもの前半よりはまだましかな」と焦りはない。
中嶋聡監督も「修正しながらいろんなことをやっている。出来上がるのにちょっと時間がかかっている感じ」とエンジン全開を待つ。
それでも、交流戦前を26勝19敗2分けで首位・
ロッテと1.5ゲーム差の2位の好位置につけるのは、軸に頼ることなく豊富な陣容を誇る投手陣の踏ん張りがある。先発陣では・・・
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