首位を走る阪神の原動力は、5人の先発陣が安定しているから。だが、それと同じくらいリリーフ陣にも安定感があるからこそ、強く感じるのだ。昨年までのリリーバー陣とそれほど大きな変化がない中で、なぜ昨年以上に安定しているのか? 阪神OBで野球解説者の藪恵壹氏にリリーフ陣好調の要因を聞いた。 構成=椎屋博幸 写真=BBM 
チーム最多の登板数で今や一番頼れるリリーフ最年長の岩崎。この男の安定感が投手陣に落ち着きをもたらしている
蓄積疲労を考えた中継ぎローテを編成
今年から、安藤(
安藤優也)投手コーチが一軍でのコーチングが初めてということもあり、起用法が昨年までと違います。しっかりと計画を立ててリリーフ投手をつくっているように見えます。ブルペン投球は、試合のマウンドに行くときだけ、という形になっていると思いますね。
やはり143試合、毎日肩をつくって待機していると体はどんどん疲れていきます。その点、今年はメリハリがきちんとできていると思います。リリーフ投手というのは、起用法などが分からないときに不安になります。さらに準備を促されながら、実際に投げなかった場合は、目に見えない疲れが蓄積します。阪神の場合・・・
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