黄金期を迎えたチームには必ず、経験を積んだベテラン選手たちがいる。彼らがさまざまな助言を与え、鼓舞する。それを若手、レギュラーたちが肥やしにして躍動する。2023年の阪神にもそういう存在の選手たちがいた。もちろん、来年以降も猛虎に欠かせない男たちばかり。彼らがいるからこそ、黄金期と呼べる日が近いのかもしれない。 写真=BBM ※2023年成績は9月28日現在 西勇輝 経験を惜しみなく伝える

【2023年成績】18試合8勝5敗0S0H、108.1回 防御率3.57 WHIP1.20
今季飛躍した2人の先発、
大竹耕太郎、
村上頌樹。彼らが活躍できた一つの要因に、13年間先発ローテを守ってきている32歳右腕のアドバイスがあった。
西勇輝自身は、好調とは言えない状態の中で、先発ローテに入った2人を注意深く見ていた。積極的なアドバイスではなく、大竹の場合は自ら西勇にアドバイスを求め、村上には西勇から話しかけた。技術的な話ではなく、精神的なことや1年間マウンドに上がり続けるための方法論などが中心。自身の勝ち星が伸びない中で、ライバルになる存在であろうとも・・・
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