2021年の春季キャンプ最終日。選手会長の近本光司が打ち上げのあいさつで「チームは今年から黄金期に入ります」と宣言した。それだけ主力選手たちには確信があったのだ。あれから2年が経過し、日本一まで駆け上がった。実はここが黄金期の始まりだ。これから常勝軍団になる可能性は非常に高い。その理由をいくつか挙げていこう。 文=椎屋博幸 写真=BBM 
派手な打撃をする四番ではなく、チームの勝利のためにどうしたらいいのかを考えて打席に立つ四番・大山。重圧を背負いながら、今季は日本一に貢献した。今後も大山がこうした打撃をする限り、阪神打線は粘り強い打線となっていく
【黄金時代突入の条件】 [一]カーネル・サンダースの呪いから解ける
[二]四球を取らなくても勝てる打線の構築
[三]四番・
大山悠輔の存在
「呪い」が解けたら強い
先に言わせてもらえれば、連覇への「使命感」を持った瞬間に、チームが勝てなくなる可能性はあるだろう。
岡田彰布監督がよく口にする「普段どおりの野球」をいかにやっていくかどうかで、連覇の可能性が生まれてくる。
阪神タイガースが日本一になったあと、アメリカの知人からメールが入った。『カーネル・サンダースの呪いが解けましたね』と。38年ぶりの日本一・・・
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