若手野手陣のレギュラー獲りを阻止するのが昨年同ポジションでスタメンを張った2人だ。指揮官から「レギュラー」と認められるため、もう一段階上のプレーヤーになるために、試行錯誤を続けている。絶対にこの座は、誰にも渡さない! 文=今西大翔、山村菜々子(デイリースポーツ) 写真=宮原和也 佐藤輝明 やるべきことが明確化された

オフにシアトルに出向き、自身の打撃動作を分析。より自分に合った打撃フォームをつくり出し、レギュラーを不動のものにしたい
佐藤輝明[内野手]●1999.3.13生まれ、25歳=阪神4年目
新打法に挑戦し、馴染(なじ)み始めた。昨年12月、アメリカ・ハワイでの優勝旅行を抜け出しシアトルへ飛んだ。目的はトレーニング施設の「ドライブライン・ベースボール」への訪問。同施設では動作解析や効率のいいトレーニングを学ぶことができる。「測定とかいろいろやって、分析結果と課題も出たので、それを基にまたやっていきたいと思っています」。すぐに実戦し、自主トレではドリルの一部を公開した。
ティー打撃の際には、右足のかかとを左足のつま先につけたり、足をクロスさせて打ったりと細かく動作確認。昨年の打撃フォームよりも、お尻を少し突き出していた。「しっかり股関節を使えるように」と股関節に体重が乗ることで、自然とお尻が出るような形になったという。
春季キャンプではいきなり結果を残した。11日の紅白戦では・・・
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