リーグ屈指の投手陣に必要なのは、信頼できる女房役にほかならない。巧みなリード&強肩はもちろんのこと、打線を考えれば打てる捕手が理想だ。その候補は3人に絞られるだろう。 
木下の元気がチームを救う。強力投手陣をリードして1試合でも多くチームを勝利に導きたい
正捕手の筆頭候補は
木下拓哉だ。ここ数年の実績、活躍を見ても最も安心できる。竜の投手陣を知り尽くし、今季で33歳を迎えるベテラン捕手。パンチ力のある打撃で打てる捕手としての魅力も高い。昨年は6月に右手甲を骨折して89試合の出場にとどまっているだけに、今年にかける思いは強い。順調にいけば今季序盤にも国内FA権を取得。昨年の契約更改では増額の複数年契約を断って現状維持の単年契約を選択。球団の誠意を感じつつ、この1年に野球人生をかけると決めた。捕手は勝つことで評価されるポジションだけに、2年連続最下位の責任は誰よりも痛感している。退路を断ち、今年は徹底して勝ちにこだわる。

狙うはもちろん正捕手だが、打撃力を生かすべく一塁手でも勝負できるのが宇佐見の強み
対抗馬は2人。
宇佐見真吾と
石橋康太だ。宇佐見は捕手としての総合力では木下より下回るが、打撃力では上回る。捕手は守りが最優先のために対抗馬となるが、勝負強い打撃は捨てがたく、代打や一塁も練習しながら一軍定着は濃厚だ。

将来の正捕手候補と呼び声の高い石橋。その意味でも6年目の今季は重要なシーズン
木下が不振なら、成長著しい石橋の出番も増えることになる。昨秋は侍ジャパン代表に選出されて大きな刺激を受け、また自信を付けた。年々着実にレベルアップしており、木下と宇佐見にはない若さが武器だ。爆肩の
加藤匠馬も控えるが、今季はこの3人が司令塔。投手力が命綱のチームだけにその役割は極めて大きい。
■中日捕手登録7人 
※年齢は2024年満年齢