3月6、7日に行われた欧州代表との強化試合。侍ジャパントップチームを指揮する井端弘和監督は異例とも言える大学生4選手をメンバーに選出した。2012年に侍ジャパンが常設して以降、史上初の出来事。貴重な経験を積んだ4人が今春、新たな一歩を踏み出した。 取材・文=小中翔太 写真=牛島寿人 
付け入る隙を与えない快投を続ける左腕は、侍ジャパンでの収穫を得てさらなる飛躍を遂げようとしている
打者が低いと思って見逃した球に、球審の手が上がる。最速154キロを誇る関大の左腕・金丸夢斗の登板時なら見慣れた光景だ。欧州代表との強化試合では第2戦(3月7日)の先発を任され2回をパーフェクト。打者6人から4つの三振を奪う圧巻のパフォーマンスを見せた。しかも収穫は、大舞台での経験ではない。
「一流の野球選手は余裕があると感じたので、自分も余裕のある選手になれたらなと思います。投球だけじゃなくて、マウンド上での姿も意識しながらこれからもやっていきたいと思います」
日本トップクラスの空気感を肌で感じ投球以外のエッセンスも吸収。技術面では変化球のレベルを一段階上げた。
西武・
隅田知一郎からはチェンジアップ、
オリックス・
宮城大弥からは・・・
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