3月6、7日に行われた欧州代表との強化試合。侍ジャパントップチームを指揮する井端弘和監督は異例とも言える大学生4選手をメンバーに選出した。2012年に侍ジャパンが常設して以降、史上初の出来事。貴重な経験を積んだ4人が今春、新たな一歩を踏み出した。 取材・文=志村海 写真=大賀章好 
今春リーグ戦では登板イニングすべてで150キロ以上を計測。高いパフォーマンス力を発揮し続けている
充実感に満ちあふれていた表情になっている。愛知工大の右腕・中村優斗は侍ジャパンでの経験を次のように振り返った。
「プロの舞台で戦っている選手の生の声を聞けてすごく勉強になりました。選ばれた人でないとこういう経験はできないので貴重でした」
右腕が一躍注目を浴びたのは昨年12月に行われた侍ジャパン大学代表候補選手強化合宿(愛媛・松山)でのこと。自己最速の157キロを計測し圧巻の投球を披露。視察に訪れた侍ジャパントップチームの井端弘和監督(元
中日ほか)の目に留まり、欧州代表との強化試合のメンバー選出につながった。第2戦の3回に登板し、自己最速タイをたたき出すなど、真っすぐで押し1回1奪三振無失点。鮮烈な印象を残した。
「自信がついた」と語ったが・・・
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