ある日の神宮球場。左翼席で応援を送り続けるドラゴンズファン
リーグ優勝の確率は6分の1、クライマックスシリーズ進出の確率は2分の1。しかしその確率がどれほど低く、遠いものかをドラゴンズファンは知っている。12球団でもっともクライマックスシリーズから遠ざかっている球団がドラゴンズだ。リーグ2位から進出した2012年が最後になる。
高木守道監督の下、
ヤクルトとのファーストステージを2勝1敗で勝ち抜き、
巨人とのファイナルステージに駒を進めたが、3連勝から悪夢の3連敗。優勝した巨人には1勝のアドバンテージがあるから、それで終わり。翌年から長い低迷期に入ることになるが、それから10年以上もクライマックスシリーズから遠ざかることになるとは誰が想像できただろう。2分の1の確率をことごとく逃し続けてきた。
ドラゴンズのファンは本当に我慢強い。5月4日のヤクルト戦、神宮の左翼スタンドを見てあらためてそう思う。前日、延長11回の末に
塩見泰隆にサヨナラ本塁打を浴びて手痛い敗戦を喫していた。それでもこの日も
大勢のファンが詰め掛け・・・
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