新戦力も加わり、明らかに打撃力が増した今季。早くも最強との呼び声が高いが、過去にも最強を誇った打線があった。「ダイハード打線」と呼ばれた当時の打線と今の打線を比較して、どちらがどれだけすごいか、検証してみた。 ※成績などの情報は5月19日現在 圧倒的な得点力
今年の
ソフトバンクの打撃力はパ・リーグの中でも際立っている。リーグ全体の平均打率.238に対し、ソフトバンクのチーム打率は.258。同.209で最下位の
西武とは4分9厘の差があり、ソフトバンクを除く5球団の平均.234に2分4厘の差をつけている。
思い出すのは、史上最強と呼ばれた2000年代序盤の『ダイハード打線』。当時は球界全体が「打高投低」の傾向にあったため今と単純比較はできないが、それでも共通点はありそうだ。ここでは現在でもNPB最高記録として残るチーム打率.297を残した03年にスポットを当てたい。
チーム打率.297がどれほどすごいか。ほぼ3割である。この年のパ・リーグで規定打席に到達した31人のうち、ダイエーからは7人。首位打者こそ打率.360の
小笠原道大(
日本ハム)だったが、打率10傑の5人(
井口資仁、
柴原洋、
城島健司、
村松有人、松中信彦)をダイエー勢が占め、いずれも3割2分以上。さらに11位には打率.311のバルデスがランクインし、3割打者は6人。21位には打率.294の
川崎宗則が入った。
一方、今年はどうか・・・
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