週刊ベースボールONLINE

VIVA! ホークス新時代

<DATAで検証>ダイハード打線(2003年)と今の打線(2024年)どっちがすごい!?

 

新戦力も加わり、明らかに打撃力が増した今季。早くも最強との呼び声が高いが、過去にも最強を誇った打線があった。「ダイハード打線」と呼ばれた当時の打線と今の打線を比較して、どちらがどれだけすごいか、検証してみた。
※成績などの情報は5月19日現在


圧倒的な得点力


 今年のソフトバンクの打撃力はパ・リーグの中でも際立っている。リーグ全体の平均打率.238に対し、ソフトバンクのチーム打率は.258。同.209で最下位の西武とは4分9厘の差があり、ソフトバンクを除く5球団の平均.234に2分4厘の差をつけている。

 思い出すのは、史上最強と呼ばれた2000年代序盤の『ダイハード打線』。当時は球界全体が「打高投低」の傾向にあったため今と単純比較はできないが、それでも共通点はありそうだ。ここでは現在でもNPB最高記録として残るチーム打率.297を残した03年にスポットを当てたい。

 チーム打率.297がどれほどすごいか。ほぼ3割である。この年のパ・リーグで規定打席に到達した31人のうち、ダイエーからは7人。首位打者こそ打率.360の小笠原道大(日本ハム)だったが、打率10傑の5人(井口資仁柴原洋城島健司村松有人、松中信彦)をダイエー勢が占め、いずれも3割2分以上。さらに11位には打率.311のバルデスがランクインし、3割打者は6人。21位には打率.294の川崎宗則が入った。

 一方、今年はどうか・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング