大谷は自然豊かな岩手県奥州市に生まれて幼少のころから野球に親しみ、花巻東高でその類まれな実力を開花させた。世界に羽ばたく大谷の足跡を確かに刻み、その歩みを見守りながら大きな夢をともに見る、岩手の地を訪ねた。 文=相原礼以奈 <Story1>メジャー取材を続ける県紙・岩手日報 <Story3>「握手像」、記念モニュメント 毎月17日は「大谷デー」として応援Tシャツを着て勤務[奥州市提供]
「地元からエールを送りたい」――。
大谷翔平のメジャー移籍当初、出身地の奥州市には、多くの市民からそうした声が寄せられた。これを受け、18年8月、市長が会長を務める「大谷翔平選手ふるさと応援団」が設立された。「好調のときも不調のときも、地元からは温かい応援を贈りたい」との思いで、応援ポスターの掲示や試合のパブリックビューイングなどを展開。市内の団体や企業なども参加して、奥州市生まれのメジャー・リーガーに声援を送り続ける。
「大谷デー」など独自に展開
同団は、市をはじめ市教育委員会や商工会議所、市野球協会など10の会員団体で組織。地元の約240の企業、団体、学校などが・・・
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