90年に及ぶ日本のプロ野球の歴史において、遊撃の選手が本塁打王になったのは一度しかない。それが1984年の宇野勝だった。豪快な打撃とヘディング事件が印象に残る。“打てる遊撃手”の先駆者に話を聞いた。 取材・構成=牧野正 写真=BBM 宇野勝 右肘痛で投手断念 篠塚さんの鶴のひと声 中学時代は投手だった。1試合23三…