源田壮亮(西武)、今宮健太(ソフトバンク)をはじめとする球界を代表する遊撃手のほかに昨季では木浪聖也(阪神)、門脇誠(巨人)などといった新戦力の台頭で、様相は変わりつつある。ここでは今後、不動の地位を築くであろう注目の6人を紹介しよう。 ※成績は5月30日現在 広島・矢野雅哉 好守連発の“2代目忍者”
矢野雅哉[広島/4年目/25歳] 写真=井沢雄一郎
【今季成績】42試合29安打0本塁打6打点、打率.254
正確な捕球と素早い送球に加え、広い守備範囲で幾度となく安打を阻止。ポジションは違えど、
菊池涼介に負けず劣らずのプレーで「ショートにも忍者がいる」とファンの中で話題だ。昨季までは遊撃以外にも二塁、時には外野もこなすユーティリティープレーヤーとして主に守備固めで93試合に出場。今季はその守備がさらに磨きがかかっただけでなく、課題とされた打撃に粘り強さが出るように。直近では5月29日の
オリックス戦(マツダ広島)でプロ初の三塁打を含む2安打2打点で勝利に貢献。
新井貴浩監督もその活躍ぶりをたたえる。
チーム事情から、開幕前では不動の遊撃手となる見込みだった
小園海斗が三塁に回ったことで先発出場の機会が増加。4年目でレギュラーの座をモノにしつつある。「守備を中心にやっていくというのは、プロに入ってからずっと決めている」と並々ならぬ思いを持って取り組んできた。今季のゴールデン・グラブ賞の最有力候補に推されてもおかしくはない存在だ。
ヤクルト・長岡秀樹「絶対的なレギュラー」へ
高卒3年目の2022年にレギュラーに定着しゴールデン・グラブ賞を獲得。軽快なステップに巧みなハンドリング、強肩も駆使して広い守備範囲を誇る。昨季は・・・
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