週刊ベースボールONLINE

“トルネード旋風”から30年 HIDEO NOMO伝説

【連続写真(解説=岩隈久志)特別編】野茂英雄「体幹が非常に強い印象のトルネード投法。同時に体全体の柔軟性がすごい投手」

 

野茂がメジャーへの道を本格的に切り開いたからこそ、多くの日本人メジャーが現在、大活躍をしている。ここでは一時代を築いたトルネード投法を、日米通算170勝を挙げた右腕・岩隈久志氏に解説してもらった。
取材・構成=椎屋博幸 写真=BBM、Getty Images

リリース位置も角度があり球持ちの長い素晴らしい投法




 本当は、私のようなものが野茂(野茂英雄)さんの投球フォームを解説することなど、本当に失礼な話ですよね……。しかし、光栄なことだと思い、解説をさせてもらいます。

 この投球フォームを見たときに、やはり体幹が強いなあ、と感動しました。それと同時に体全体の柔軟性がすごいな、と感じましたね。

 [2]で右足に重心をしっかり乗せながら足を上げていきます。そこから[3]のように体をひねっていきます。このひねりも体の柔軟性がないとここまで後ろに回せないですし、体幹が強くないとこの立ち方はできません。お尻もきれいに後ろにひねりが入っています。

 [4]で左足がトップにきます。このときに・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング