野茂がメジャーへの道を本格的に切り開いたからこそ、多くの日本人メジャーが現在、大活躍をしている。ここでは一時代を築いたトルネード投法を、日米通算170勝を挙げた右腕・岩隈久志氏に解説してもらった。 取材・構成=椎屋博幸 写真=BBM、Getty Images リリース位置も角度があり球持ちの長い素晴らしい投法
本当は、私のようなものが野茂(
野茂英雄)さんの投球フォームを解説することなど、本当に失礼な話ですよね……。しかし、光栄なことだと思い、解説をさせてもらいます。
この投球フォームを見たときに、やはり体幹が強いなあ、と感動しました。それと同時に体全体の柔軟性がすごいな、と感じましたね。
[2]で右足に重心をしっかり乗せながら足を上げていきます。そこから[3]のように体をひねっていきます。このひねりも体の柔軟性がないとここまで後ろに回せないですし、体幹が強くないとこの立ち方はできません。お尻もきれいに後ろにひねりが入っています。
[4]で左足がトップにきます。このときに・・・
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