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真夏の祭典いざ開幕! 第95回都市対抗野球大会

第95回都市対抗野球大会展望 社会人No.1チームに輝くのは――

 

昨年王者のトヨタ自動車・北村祥治主将[写真]。開幕戦前の開会式では選手宣誓を務める


前回王者・トヨタ自動車は沖縄電力と対戦


 6月16日に東京都内で抽選会が行われ1回戦16カードが決定。32チームが黒獅子旗を目指して戦う。

 史上6チーム目、7度目の大会連覇を狙うトヨタ自動車は沖縄電力との開幕戦に臨む。今春のJABA九州大会ではエース右腕・嘉陽宗一郎(亜大)の登板なしで優勝。若手投手の台頭もあり、総合力は高い。4年連続出場のJR東日本東北は二次予選で3戦24得点の強力打線が武器。

 東京第1代表のNTT東日本は投打ともに充実した戦力を誇る。三菱自動車岡崎は豊富な投手陣を中心とした堅守で安定感が光る。初の九州第1代表をつかんだKMGホールディングスは若手主体。最速155キロ右腕・木下里都(福岡大)の快投で勢いに乗っていきたい。

 前年準優勝のヤマハも投打に自信を持つ。4月のJABA静岡大会を優勝、二次予選も接戦を勝ち切り東海第1代表をつかんだ。明治安田は継投策で連戦を勝ち抜く算段だ。2大会ぶり、史上最多13度目の優勝を狙うENEOSは野手で主力が抜けたが依然として力はある。

 日本通運は二次予選のチーム打率.400と打線が活発。投手陣の出来が60年ぶり頂点への鍵を握りそうか。三菱重工Eastも強力打線を引っ提げて出場。東京ガスは臼井浩(中央学院大)、高橋佑樹(慶大)の左右二枚看板が軸。初戦敗退に終わった昨年の悔しさを晴らせるか。最多63回目の出場を誇る日本生命。5年ぶりの大会勝利から一気に頂点を狙う。

 大会では昨年に続いてピッチクロックを採用。白熱の戦いはスピーディーに展開される。

前年は初めて採用されたピッチクロックの効果もあり、試合時間が短縮された


 7月19日の開幕日には5年ぶりに開会式を実施。出場32チームが東京ドームに一同集結する。12日間、計31試合にわたる戦い。社会人NO.1チームに輝くのはどこだ。

【第95回都市対抗野球大会 出場チーム&組み合わせ一覧】はこちらから

連覇を狙う前年度王者・トヨタ自動車

今夏も投打に圧倒し、頂点へと駆け上がる[写真=2023年]


15年連続出場の名門・JR東日本

創部は100年超。大応援団の声援を背に戦う[写真=2010年]


歴代最多12度優勝・ENEOS

唯一の都市対抗100勝を達成する常勝軍団[写真=2012年(当時JX-ENEOS)]


歴代最多63回出場・日本生命

名門は2015年以来5度目の優勝を狙う[写真=1997年]

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