ペナントレースも8月に突入し、残りは40試合ほど。各チームとも最終戦力が確定、ここからが本当の勝負になる。セ・リーグは6年ぶりの優勝を目指す広島が首位を走るが、上位3チームが1.5ゲーム差内にひしめく。混セの行方に注目だ。 注)チーム、選手成績は8月4日現在。メンバー表の選手名の横は背番号、記号は○=新入団、◎=育成から支配下登録、△=NPB他球団から移籍、□=NPB復帰、※は配置転換、選手の年齢は満年齢 
投手陣は今季も低調。頼みの打撃陣も離脱者続出で主導権を握れず
2年ぶりV奪還を目指し、掲げた今季のスローガンは「ヤり返せ!」。しかし、4月5日から借金生活が続くと、交流戦こそ勝ち越すも7月には8連敗。ライバル5球団にはいずれも負け越し中と返り討ちにあい、8月1日には自力優勝の可能性が消滅した。故障者が相次ぐ中、「選手はよく頑張ってくれている。前を向いてやるしかない」と
高津臣吾監督は選手をねぎらうが、状況が好転する気配がなく、厳しい戦いが続く。
劣勢を強いられるのはベストメンバーがそろわないことが要因だ。5月に
塩見泰隆が左膝手術で長期離脱。一時離脱者も多く、開幕序盤には
山田哲人が二度の登録抹消、後半戦は
サンタナを欠いてスタートした。
長岡秀樹、
村上宗隆、
オスナが全試合出場中で、チーム得点数はリーグトップだが、本来持つ力に比べれば、打線が迫力に欠けるのは明らかだ。
投手陣はリーグワーストのチーム防御率3.45。長年の課題は今年も改善できていない。平均投球回6.00を上回る投手が不在なのは12球団唯一で、セーブ記録者が8人は同最多と抑えも固定できず。
奥川恭伸の復帰という明るいニュースこそあるが、
小川泰弘、
清水昇ら先発、救援ともに柱となるべき存在が不振で二軍調整が長引くなど、苦しいやりくりが続く。
現有戦力で臨むしかない以上、主力に求められるのは復調の2文字だ。強力打線が投手陣を援護して勝利をつかむのがチームカラー。まずは最下位脱出、そしてAクラス入りをするためには、特に打線の奮起が欠かせない。本塁打争いこそトップに立つが、調子の波が激しい村上、打率.206と本来の姿からは程遠い山田ら中軸の巻き返しに期待したい。
そして、停滞を打破するには起爆剤となる存在も必要だ。チームづくりの長期的視点からも次代の中心選手となるべき若手の抜てきが見たい。ケガから復帰した長距離砲・
澤井廉、盗塁数がイースタントップの
小森航大郎、防御率0点台の安定感を誇る救援右腕の
柴田大地などファームには個性あふれる選手がそろう。ドライチ右腕の
西舘昂汰もコンディション不良から復帰し好投を見せている。
策を講じることなく、最下位に居座っていてはならない。一つでも多くの勝ち星を、一つでも高い順位を目指し、目の色を変えて残り試合を戦い抜きたい。
<S担が選ぶ>終盤戦の注目選手 長岡秀樹

長岡秀樹[内野手/23歳]
正真正銘の看板選手へ 優勝争いから脱落していると、気になるのは個人タイトル争い。注目は自身初の打率3割を目指す長岡秀樹だ。7月中旬から一番起用が定着しており、打席数も増加。安打数はリーグ上位につけており、初の最多安打を狙える位置にいる。2022年のゴールデン・グラブ賞に続く称号を手にすることができるか。(AK)
東京ヤクルトスワローズ 2024メンバー表
【監督】
22高津臣吾
【一軍コーチ】
73
嶋基宏、89
伊藤智仁、98
石井弘寿、78
大松尚逸、74
杉村繁、87
福川将和、75
森岡良介、82
松元ユウイチ 【二軍監督】
88
池山隆寛 【二軍コーチ】
79
城石憲之、72
小野寺力、81
正田樹、84
松岡健一、76
宮出隆自、70
河田雄祐、83
衣川篤史、95
土橋勝征、92
山本哲哉 【投手】
12
石山泰稚、14西舘昂汰、15
山下輝、16
原樹理、17清水昇、18奥川恭伸、19
石川雅規、20
木澤尚文、21
吉村貢司郎、24
星知弥、26
山野太一、28
松本健吾、29小川泰弘、34
田口麗斗、35
石原勇輝、37
エルビン・ロドリゲス、39J.エスパーダ、40
高梨裕稔、41柴田大地、43
山本大貴、44
大西広樹、45
小澤怜史、47
高橋奎二、48
金久保優斗、49
嘉弥真新也、52
尾仲祐哉、53
長谷川宙輝、54
サイスニード、56
坂本拓己、58
阪口皓亮、61
宮川哲、62
竹山日向、68
丸山翔大、69
今野龍太、99M.ヤフーレ
【捕手】
27
中村悠平、30
西田明央、32
松本直樹、33
内山壮真、57
古賀優大、65
鈴木叶、□90
中川拓真、◎93
橋本星哉 【内野手】
00
赤羽由紘、1山田哲人、5
川端慎吾、7長岡秀樹、10
宮本丈、13J.オスナ、36
西村瑠伊斗、38
北村拓己、46
太田賢吾、50
北村恵吾、55村上宗隆、59小森航大郎、60
武岡龍世、63
増田珠、66
三ツ俣大樹、67
伊藤琉偉 【外野手】
0
並木秀尊、3
西川遥輝、4
丸山和郁、9塩見泰隆、23
青木宣親、25D.サンタナ、31
山崎晃大朗、42澤井廉、51
濱田太貴、◎64
岩田幸宏 【移籍】なし
【退団】85畠山和洋