“新星の光”が明日のチームを変えるならば、ドラフト会議の持つ意味も大きくなる。今年のドラフトも約1カ月後に迫るが、その前に直近10年のドラフトを振り返ろう。球団方針、指名戦略から描いた未来どおりの“今”となっているのか。現段階での“答え”とはいえ、それは今季のチーム順位にあらず。ドラフト指名した選手と現有戦力を比べながら、12球団の“答え合わせ”をしていこう。 ※『直近10年の指名内訳』はドラフト指名時のポジションで集計。『今季の一軍出場割合』は9月8日時点で、内訳はドラフト指名球団から他球団に移籍し、古巣復帰したケースのみ『移籍』ではなく、『高卒』『大卒』『社会人・独立出』『育成上がり』『10年以上前のドラフト指名』のいずれかに分類しています(例=西武・佐藤龍世……西武→日本ハム→西武のため、ドラフト指名時の「大卒」に分類)。また、育成入団後に支配下登録された外国人選手は『助っ人』に分類しています。 左から藤原、佐々木、安田の「高卒ドライチトリオ」
近年の
ロッテのドライチの傾向は「素材型の高校生野手」か「即戦力の大学生」のどちらかで、高校生投手を1位指名したのは直近の15年間で2019年秋の
佐々木朗希だけ。それ以前となると、07年秋の
唐川侑己までさかのぼらないといけない。
甲子園で活躍した高校生の1位野手には、大きく育ってほしい。15年秋の1位の
平沢大河は今年の一軍出場がないが・・・
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