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2024ルーキー特集 新星の光

<期待の男の現在地>下村海翔、常廣羽也斗、前田悠伍...本格覚醒へ牙を研ぐ

 

脚光を浴びたドラフトから約1年。大きな期待を受けて入団したからと言って、即活躍できるほどプロの世界は甘くはないが、1年目がすべてではない。一軍昇格へファームでアピールを続ける選手もいれば、故障でリハビリ生活を過ごす選手もいる。華々しい一軍の舞台に立って輝きを放つべく牙を研ぐ新人たちの現在地を追う。
※成績、情報は9月12日時点、年齢は今季の満年齢

即戦力も焦ることなく


下村海翔[阪神/ドラフト1位/投手]


 “新星の光”が差しているのは今季の一軍舞台に限ったことではない。来季以降も見据え、ファームで腕を磨く新人も忘れてはならない。特に今季は即戦力の大卒投手が多く入団し、注目を集めたドライチたちの“現在地”は気になるところ。青学大時代に“東都神セブン”と呼ばれた阪神・下村海翔もその一人。最速155キロ右腕として大きな期待を寄せられるも、新人合同自主トレからキャッチボール程度しかできず。4月にトミー・ジョン手術に踏み切り、リハビリを続けて8月27日に術後初めて野外でのキャッチボールを再開した。「順調に来ていると思う」と現状は約20メートルの距離まで伸び、今季中のブルペン入りを目指している。

 中日草加勝もトミー・ジョン手術を受けた。開幕先発ローテーション入りも期待されたが、新人合同自主トレ中に右肘に違和感を覚えてキャンプ直前に手術。6月中旬に初めてネットに向かって軽く投げ始め・・・

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