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2025ドラフト注目選手CLOSE-UP【大学生編】

早大・伊藤樹(投手) 指揮官との約束「投手とはこうあるべきという姿が、ものすごく伝わってくる」

 

2019年1月1日から母校・早大を指揮する小宮山悟監督の“秘蔵っ子”だ。大学入学時から投球センスに惚れ込み、元プロ投手の下で「勝てる投手」へとステップを踏んでいる。
取材・文=岡本朋祐 写真=矢野寿明

今春から早大の歴代エースが着けてきた背番号11を託されている。今秋は4カードを終え、6戦で5勝[0敗]をマークしている


ドラフト1位で恩返し


 初めてプロを意識したのは、中学3年夏である。全中の決勝(延長11回)で高知中の右腕・森木大智(高知高ー阪神)と互角に投げ合うも、惜しくも準優勝に終わった。同級生の次元の違う投球に衝撃を受けた。

「中学3年で150キロですよ……。こういう投手がプロに行くんだ、と。森木が具体的な目標になりました」。

 仙台育英高時代もドラフト候補に挙がっていたが・・・

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