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2025ドラフト注目選手CLOSE-UP【大学生編】

早大・田和廉(投手) 希少価値の高い角度「コースに投げれば、打たれない自信がある」

 

昨春の神宮デビューは衝撃的だった。しかし、4試合目にアクシデント。想定以上の出力に、右肘が悲鳴を上げたのである。1年以上のリハビリを経て、神宮で完全復活を遂げた。
取材・文=岡本朋祐 写真=矢野寿明

早大の抑えの切り札として毎試合、ブルペン待機。限定1回から徐々にイニング数も増やしてきた。小宮山監督から全幅の信頼を得ている


次年度の最有力候補


 NPB通算117勝の早大・小宮山悟監督(元ロッテほか)が認めるポテンシャルだ。152キロ右腕・田和廉は独特の角度から腕が出てくる。

「今年の4年生の調査にきたスカウトの方々が、来年のドラフトの話をしていくんですが、伊藤樹(3年・仙台育英高)はもちろんのことですが、2年春の法大戦での投球を見た田和にも、興味を示してくれているんです。『肘はどうですか?』と……。次年度の最有力候補に挙がっているそうです。球の速さ。ボールの横の変化、指先一つで変化量が変わってくる。腕が出てくる場所、あのリリースの位置は希少価値が高いです」

 京都府出身。中学時代に在籍した京都ベアーズ時代から・・・

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