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2025ドラフト注目選手CLOSE-UP【大学生編】

中京大・高木快大(投手) 探求心旺盛なクレバー右腕「分かっていても打たれないストレートが持ち味です」

 

野球人生のターニングポイントとなったのは今年6月の全日本大学選手権だ。1回戦で完封。大学日本代表でも快投を続け、この1年で、ドラフト上位候補へと大きく飛躍した。
写真=矢野寿明

最速153キロ。球速表示以上の伸びとキレがあり、最大の武器である


開幕戦で与えた衝撃


 完全試合男。高木快大がそう呼ばれるようになったのは、今春の愛知大学リーグの開幕試合での快投がきっかけである。3年生になって初めての公式戦で、前年秋季リーグで優勝した名城大を相手に、完全試合を達成した。わずか94球で内野ゴロが12、飛球が11、三振は4と打たせて取る投球を披露。1965年秋に愛知大・嵐和彦投手が名古屋大戦で成し遂げて以来、リーグ59年ぶり3人目の偉業をやってのけたのである。

 同リーグには今年3月に欧州代表との強化試合で侍ジャパンのトップチームに選出された愛知工大・中村優斗(4年・諫早農高)がいる。愛知工大の初戦を目当てに訪れた観衆や、NPBスカウト陣に衝撃を与えた。当の本人は「あー、やっちゃったな」と偉業達成にいたずらっぽく笑った。飛躍の大学3年目シーズンは、ここから始まったのである。

 今春からエースナンバーの背番号18を背負い、自覚を持って臨んだ春。開幕戦に留まることなく・・・

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