ベンチに絶対、必要な選手だ。侍ジャパンのトップチームを指揮する井端監督も、攻守走3拍子そろったプレースタイルを高く評価。163cmにはたくさんの魅力が詰まっている。 取材・文=小中翔太 写真=太田裕史 攻守とも粘りがあるプレースタイル。すべては練習で積み上げたものだ
反骨心が支え
身長163cmと小柄ながら、脚力とミート力は抜群。勝田成は実戦でより真価を発揮する一流の仕事人である。追い込まれてからは粘って球数を投げさせ、アウトになるにしても走者を進めるゴロを打つ。玄人好みの嫌らしい打者は、数字以上に相手バッテリーに神経を使わせる。
野球を始めたのは2歳のとき。物心つく前から「遊ぶ=野球」だった。50メートル走6秒0の脚力に加え、マウンドに上がれば最速は140キロ、高校時代には公式戦での登板経験もある。
近大では1年春の全日本大学選手権からベンチ入り。「同期にはすごい選手がいて、まずは追いつきたいと思っていました。最初は・・・
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