目の色が変わるナイン、明確な練習方針──。11月は高知、大阪・舞洲に別れて汗を流し、技術と心を高めた。岸田護新監督を筆頭に指導にあったコーチ陣の考え、そしてナインの心意気ににじむ、確かな覇権奪回への歩み。静かに燃える今秋は、歓喜の来秋につながっていく。 写真=梅原沙織 2024.11.5~18 INOUE・東部スポーツパーク&杉本商事バファローズスタジアム 
午前中に投手の生きた球を打ってのケース打撃で実戦を想定。進塁打やエンドランの確率向上を目指した
条件つきのブルペン
前を向き、歯切れ良く言った。岸田護監督には、想像以上の手応えがあった。
「みんな充実して、本当に個人個人がしっかり動けていた。最後までやり切ってくれた、いいキャンプだったと思います」
11月5日から18日までの約2週間、高知での秋季キャンプには、参加選手で野手最年長、来季から選手会長に再任される若月健矢を中心に手締めの輪ができた。「みんながテーマを持って考えながらやったこと、全体でやったことにもいいところ、悪いところが出た。全体的に本当に良かったんじゃないかなと思います」と大きくうなずいた。 昨年までリーグ3連覇を成し遂げた王者が、まさかの5位に沈んだ。
中嶋聡前監督は、責任を取る形でタクトを置き、2005年に誕生した
オリックス・バファローズ出身の選手として初の監督就任となった岸田護監督・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン