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大いなる野望を抱く金の卵

中日・金丸夢斗(投手) 低迷するチームの救世主「最終的には日本一の投手と言われるような選手になりたいと思っている」

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大学No.1サウスポーとして、世代のトップを走ってきた。左腕から繰り出される直球、変化球には大いなる未来を感じさせる。ドラゴンズファンが“夢”を託したくなる存在なのは間違いない。
写真=佐藤真一

こだわりの『21』を背にプロの世界で大きく羽ばたいていく


今永へのあこがれ


 熱望していた背番号を手にし、ドラゴンズの一員となった金丸夢斗の表情は緊張感と満足感が入り混じっていた。

「ずっと今永(今永昇太、カブス)選手にあこがれていますから。それに自分の誕生日の2月1日なので」

 あこがれであり、理想の投手は2024年に海を渡り、DeNAからメジャー・リーグに活躍の場を求めた今永。移籍1年目にしてカブスで15勝。現在は『18』を背負っているが、その今永がDeNA時代にエースとして8年間着けていた背番号が『21』だった。関大でも2年生から希望して『21』を着けている。

 投球スタイルはもちろん、ストレートで空振りを奪えるところにあこがれる。そのピッチングに魅了され、ずっと追い求めてきた。自分と同じような体格、身長も体重もさほど変わらないのだから・・・

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