今年も毎年恒例の12球団「最速」戦力分析をお届けしよう。セ・リーグは巨人が大型補強に成功。他球団も戦力を整備して頂点を目指す。
※情報はすべて12月22日現在。総合力は2025年の球団担当評価(A〜C)。選手の年齢は2025年の満年齢、予想オーダーなどの△は左打ち(投手は左投げ)、□は両打ち

投手力

　2024年シーズンで先発ローテを守り抜いたのは東のみ。中心と期待された平良や石田健大らが満足な結果を残せず、枚数が足りなくなった。25年は復権を期す主力組に加え、伊勢の先発挑戦や石田裕、吉野光樹ら芽を出した若手、多数獲得した即戦力ルーキーで枚数は前年を上回り競争は激化するだろう。中継ぎは、抑えの森原や山崎ら経験豊富な選手たちが坂本、徳山、中川颯、中川虎大、現役ドラフトで加入した浜地真澄らをまとめたい。手薄だった左腕は阪神から獲得した岩田将貴で補強。24年よりも強固なブルペン形成も現実的だ。

打撃力

　最大の武器とも言える打線は25年も健在。24年にリーグトップのチーム打率.256、1246安打、522得点を誇った打線はほぼマイナス要素がない。むしろ24年開幕後に復帰した筒香が日本野球にアジャストしてくることが想定され、2年目の度会隆輝の成長など明るい要素も多い。全体を見渡しても・・・