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背番号ストーリー2025

【背番号ストーリー2025】モイセエフ・ニキータ(ヤクルト)「#31」慣例からスペシャル番号へ 期待の新人が目指す道

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「この選手の番号は昔、あの選手が着けていたんだ」――。本来は単なる数字に過ぎない背番号というものに、なぜ野球ファンは「物語」を感じるのだろう。大相撲や落語のように師匠へと弟子入りし、名前の継承があるわけではない球界において、唯一それに近い「伝承」の役割を果たすのが背番号だからなのかもしれない。そして永久欠番は、大相撲や落語における「止め名」(栄誉をたたえ、その名前を継承させないこと)みたいなものだと言える。それほど、背番号には意味が込められている。ここでは現在の12球団から各1人、「新しい背番号でのスタート」に臨んでいる人物をピックアップ。それぞれの新背番号に込められている気持ちを、浮き彫りにしてみよう。
※「2025年の新背番号」の情報は2月6日時点。育成を除く

春季キャンプでは高卒新人らしからぬパワーを見せている


 型にはまることなく、スケールの大きな選手となっていくのか。1993年に日大の外野手・真中満が入団して以降、松元ユウイチ山崎晃大朗と『31』は左投げ左打ちの外野手が背負い続けてきた。その山崎は2024年限りで現役引退。代わって『31』を引き継ぐのがドラフト2位入団のモイセエフ・ニキータだ。もちろん・・・

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