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背番号ストーリー2025

【背番号ストーリー2025】西武・平沢大河「#39」これまでの3倍の活躍を! きっかけつかみ大ブレーク

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「この選手の番号は昔、あの選手が着けていたんだ」――。本来は単なる数字に過ぎない背番号というものに、なぜ野球ファンは「物語」を感じるのだろう。大相撲や落語のように師匠へと弟子入りし、名前の継承があるわけではない球界において、唯一それに近い「伝承」の役割を果たすのが背番号だからなのかもしれない。そして永久欠番は、大相撲や落語における「止め名」(栄誉をたたえ、その名前を継承させないこと)みたいなものだと言える。それほど、背番号には意味が込められている。ここでは現在の12球団から各1人、「新しい背番号でのスタート」に臨んでいる人物をピックアップ。それぞれの新背番号に込められている気持ちを、浮き彫りにしてみよう。
※「2025年の新背番号」の情報は2月6日時点。育成を除く

新天地で心機一転、大ブレークを狙っていく


 開幕レギュラーは白紙状態――。今年の西武は誰にでもチャンスがあり、一軍メンバーが汗を流す南郷キャンプでは熾烈な競争が繰り広げられている。オフに現役ドラフトでロッテから移籍してきた平沢大河もその一人だ。内外野をこなせるユーティリティープレーヤーで、「両方練習するように言われています」と二塁、右翼のポジションが視野に入る。

 2016年、仙台育英高からドラフト1位でロッテに入団。与えられた背番号は『13』だった。野手としては珍しい番号だが・・・

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