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165キロ右腕、23歳のMLB挑戦 佐々木朗希の謎

23歳の佐々木朗希が直面した労使協定 ビッグマーケットとスモールマーケットの格差縮小が目的も……

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165キロ右腕のメジャー・リーグ挑戦を受けて「25歳ルール」と「国際ボーナスプール」がクローズアップされた。MLBのオーナーたちが30球団の戦力均衝化のために制定したルールだが、本来の趣旨とは別の方向へ進んでいるとも言われている。
文=奥田秀樹 写真=Getty Images

24歳でキューバからドミニカ共和国へ亡命し、そこからメジャーに破格の契約金で入団したトマス。2020年以降はメジャーでプレーしていない……


510万ドルは30球団で最低


 国際アマチュア選手の契約は、16歳から17歳のドミニカ共和国やベネズエラ出身の選手が多い。日本なら高校在学中の年齢だ。2025年度においては、07年9月1日から08年8月31日までに生まれた選手が中心となる。

 したがって、01年11月3日生まれの日本で4年のプロ経験がある佐々木朗希がこの中に含まれるのは不自然だ。一方、アスレチックスと契約した桐朋高出身の森井翔太郎は06年12月15日生まれで、こちらは妥当と言える。

 このような状況が生まれた背景には・・・

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