ドジャースへと新天地を求めた2024年、打者専念の中で「50-50」、3度目のMVP、そしてケガに悩まされながらもワールド・シリーズ制覇と、まさに世界の頂へと到達した。だが、それすらも“ユニコーン”にとっては通過点。さらなる高みへ、歩みを止めることはない。 写真=Getty Images 投手としての進化を模索
歴史に残る投打「二刀流」は新たな境地を切り開く。ドジャースの大谷翔平にとって、右肘のじん帯損傷が発覚した2023年8月を最後に遠ざかっているマウンド。同9月に受けた自身2度目の右肘手術によるリハビリ生活は長く地道な繰り返しの日々だった。
「手術前にも言ったが、93や94マイルくらい(約150~151キロ)ならある程度、切れていても痛みなく投げられる感覚はあった。満足することなくというか、どれだけうまくなれるかだと思う。その中で手術をしたという捉え方。ケガを恐れてパフォーマンスを落とすことはない」
中途半端な形ではなく、理想を追い求めるからこそ選んだ長き道のり。ついに2025年、投手復帰の時を迎えた。
ただ・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン