2023年9月に余儀なくされた2度目の右肘手術から、復帰へのカウントダウンが始まっている。だが大谷自身にも、ドジャースにも焦りはない。「投手・大谷」が理想の形で完全復活を遂げるために、綿密な計画の下で段階を踏んでいくことになる。 写真=Getty Images あえてのペースダウン
2025年シーズン中に確実にマウンドへ戻ってくる。そのときに向けて歩みを進めていくだけだ。スプリングトレーニング中、毎日張り出される練習メニューの中に「Shohei Ohtani」の名前はない。オープン戦に出場するときだけ、ラインアップに名が掲載されるのみ。二刀流復帰に際し、大谷翔平本人の中で綿密に計画スケジュールが組み込まれ、球団も従っているという証しでもある。
すでにMLBでは選手登録枠の中に「Two-way Player」という項目がつくられているが、そこに入っているのは30球団で大谷のみ。彼の活躍で多くのアマチュア選手たちが二刀流を目指すようになったが、それでもメジャーでは大成できない大きな壁でもある。
誰も経験のない未知の二刀流の道を、大谷は試行錯誤をしながら歩み続けている。そこに恐怖心という言葉はないようだ。ただ・・・
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