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MLB開幕シリーズ展望

<HUMAN CLOSE UP>カブス・今永昇太 芽生える自覚「プレッシャーはどの試合でも常にある。今考えているのは長いシーズンの中で投げる1試合」

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1年目の昨季は15勝を記録。『投げる哲学者』の異名をとる左腕は、結果に加えてウィットに富んだ発言でカブスファンの心をつかんだ。先発ローテーションの軸として2年目もフル回転の活躍が期待される。まずは東京ドームで快投を見せ、最高のスタートを切ってみせたい。
写真=Getty Images

今永昇太[カブス/投手]


 失点を重ねても気にはしない。東京ドームのマウンドを目指して、調整を進めていくだけだ。

 現地時間2月26日のジャイアンツとのオープン戦、今永昇太が2025年初めての実戦マウンドに上がった。「1回に飛ばし過ぎてしまい、出力が落ちた」と2回に2ランを浴び、3回にも失点。50球という球数制限の中、3回途中3失点で降板した。だが、8個のアウトのうち三振は6つ。キャンプ地は乾燥地帯のアリゾナ州。投手泣かせの環境を考えれば上々のスタートを切った。

 2度目の登板となった3月4日のパドレス戦では、4回2安打無失点3奪三振と結果を残した。「初回は大きな意味を持つ。球数がかかってもゼロに抑えるのは大事」とこの日もテーマは明確。24球を要すも初回を抑えると・・・

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