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高まる熱量、思い無限大 それぞれの「開幕」

<グラウンドキーパー編>岩田陽介(京セラドーム・グラウンドメンテナンスチーフ) 明日の熱気を生むために「特別な日ですけど“始まる”という感覚は、この日ではないんです」

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選手が全力でプレーできるために──。グラウンドキーパーの戦いは、緻密かつ長時間にわたるもの。戦いの舞台を整える男の仕事は、開幕前から始まっている。
取材・文=鶴田成秀 写真=佐藤真一

5回終了後の整備でグラウンドに出た際に感じる熱気も一つの原動力だ


長期間の準備を経て


 3月28日、午前10時。開幕日を迎えた京セラドームに着くと、グラウンドメンテナンスチーフの岩田陽介さんは、すぐにグラウンドの状態をチェック。目を光らせ終え一息つくと、ポツリと言う。

「さあ、今日から始まりますね」

 ただ、シーズンの始まりは“開幕日”ではないとも話す。

「特別な日ですけど、“始まる”と思うのは2月1日なんですよ」

 グラウンドづくりは選手の全力プレーのため。だからこそ・・・

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