10種類という多彩なボールを持ち合わせ、その日のコンディションにより、投球スタイルを確立してきた。MLB公式データサイト「スタットキャスト」を用いて、データがそろっている2016年以降で年度別の球種を導き出していく。 写真=Getty Images、BBM
球種名はスタットキャストに準ずる 【Part.1はこちら】 【2016年】レンジャーズ時代 術後に本格派に様変わり

17登板、7勝5敗、防御率3.41
前年の2015年はトミー・ジョン手術のリハビリで全休しており、復活のシーズンとなった。注目すべきは、フォーシームだ。平均球速は、94.4マイル(約152キロ)は過去4シーズンで自己ベストを記録。また、最も三振を奪った球種であり、全体の40.2%を占めた。14年は19.2%だっただけに、大幅に増加。手術前はスイーパーが三振の半分以上を占めていたが、復帰後は本格派としてメジャーのマウンドに戻ってきた。
【2017年】ドジャース時代 チェンジアップを新たな武器に
メジャーで初めてチェンジアップを投げた。前年と同様のピッチングスタイルだが、落ちる球を変更。被打率.286と打たれていたスプリッターは1球も投げずに、チェンジアップで代用。平均球速は88.5マイル(約142キロ)とスプリッターと変わらないが、主に左打者対策として全79球中74球を投じ・・・
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