環境が人を育てる。大きなステージが、野球人として成長するきっかけになる。全国舞台とは縁がなかったサウスポーが、初めての強化合宿で確かな手応えを得た。 取材・文=沢井史 写真=早浪章弘 
紅白戦では打者6人をパーフェクトに抑えた。ゆったりとした投球フォームからキレのあるボールを投げ込んだ
スカウトから絶賛の声
3日間の合宿期間中、練習後に毎日行われた侍ジャパンU-18代表・小倉全由監督の囲み取材。2日目の紅白戦後、報道陣から印象に残った選手が誰かを問われると、当初は「どの選手にも良さがありますから」と、なかなか具体名を出さなかったが、練習での感想を述べていくうちに、ある選手の名前が挙がった。
「あの2人は、とてもいいボールを投げますよね。特にストレートが良かったです。甲子園での経験値も大事ですけれど、2人はこれからが楽しみだなと思って見させてもらいました」
その2人とは高蔵寺高・芹澤大地、そして未来富山高・江藤
蓮と、いずれも大きな大会での登板経験がないサウスポーである。江藤は均整の取れたたくましい体から・・・
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