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2025ドラフト特集 プロ注目選手の最新動向!!【高校生クローズアップ】

<甲子園を目指す公立の星>川和高・濱岡蒼太(投手) 激戦区で存在感示すクレバー左腕「横浜を倒して、公立で神奈川を制する」

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今春の神奈川県大会で一躍、脚光を浴びた。2、3回戦で強豪私学を撃破し、初の8強進出に貢献。準々決勝で敗退も、今夏の第2シード校は“台風の目”となるはずだ。県下屈指の進学校の左腕が追い求める夢は、甲子園とプロ入りである。
取材・文=新田あつし

高卒でのプロ入りを実現させるため、最も適した環境であると、県内屈指の進学校・川和高へ進学した[写真=菅原淳]


強豪相手に紙一重の力投


 昨春に桐蔭学園高との3回戦で8回まで無失点、夏は桐光学園高との4回戦で6回まで無失点、秋には東海大相模高との3回戦で7回まで1失点と、いずれも試合には敗れたものの、私学強豪を相手に紙一重の投球を見せた。ただ、濱岡蒼太は「勝たなければ、自信にはならない」と振り返ったが、県内屈指の進学校に通う左腕に大きな注目が集まった。

 父・修さんはアメリカンフットボール、母・美千子さんはバスケットボールの元選手。3歳年下の妹もバスケットボールをプレーするスポーツ一家で育った。小さいころは「年中、幼稚園の先生から電話が掛かってくるぐらいやんちゃで」と美千子さんは笑う。野球を始める前は体操や水泳をやっていたが、決して突出した運動神経を発揮していたわけではなかった。「感性で動くタイプではなく、本当にコツコツとどうやったらうまくいくかを調べて、それを体現していくタイプ。だから野球がはまったのかも」(美千子さん)

 小学3年で野球を始めると、ポジションは最初から投手だったが、エースではなく、外野と投手を兼任。修さんは野球経験がなかったが・・・

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